読みもの
LINEやメールの文章から予定をカレンダーに登録する方法と、日付がずれるときに見るところ
先に結論
- カレンダーに一括で入れるなら .ics(iCalendar)。Google・Apple・Outlookが読み込みに対応している。
- 無料のツールの多くは日時を手で入力する形か、無料の回数が限られている。
- 機械がいちばんずれるのは「年」と「来週の火曜」のような相対的な言いかた。ここは補わず注意に残す。
日程は、たいてい文章で届きます。グループLINEの「24日(水)14時から、3年2組で保護者会です」。取引先からのメールの「来週の火曜、御社に伺います」。園から配られた紙の「問診票は25日までにご提出ください」。読んだ時点では覚えているのに、カレンダーを開いたときにはもう記憶が薄れていて、結局その日になってから思い出す——という取りこぼしは、意志ではなく手間の問題です。文章を読んでからカレンダーに入るまでの間に、打ち込むという工程が挟まっているからです。ここでは、その工程を減らす方法と、機械に任せたときに何がずれるのか、入れる前にどこを見ればいいのかを整理します。
1カレンダーに一括で入れるなら、.ics(iCalendar)という形式を使う
予定をやりとりするための共通の形式が iCalendar で、ファイルの拡張子は .ics です。RFC 5545 という仕様で決められていて、Googleカレンダー、Appleのカレンダー、Outlookなど主要なカレンダーがこの形式の読み込みに対応しています。会議の招待メールに添付されてくるあの小さなファイルも .ics です。
1件だけならカレンダーアプリで手入力したほうが早いこともあります。.ics が効くのは、まとめて入れたいときです。1枚のおたよりに予定が6件あるとき、6回ぶんの「+」「日付を選ぶ」「時刻を選ぶ」「名前を打つ」を繰り返す代わりに、ファイルを1回開けば終わります。
読み込みかたはカレンダーによって違います。Googleカレンダーには設定から .ics を読み込む機能があり、公式ヘルプ「カレンダーに予定を読み込む」に手順が載っています。スマートフォンでは、ファイルを開いたときにカレンダーへ追加するかを尋ねる画面が出る作りが一般的です。うまく開けないときは、パソコンのGoogleカレンダーから読み込んで、スマートフォンに同期させるのが確実です。
2無料のツールの多くは「手で入れる」か「回数が限られる」かのどちらか
.ics を作る無料のツール自体は、日本語のものも含めていくつもあります。ただし多くは、タイトルと開始・終了の日時をフォームに手で入力する形です。つまり読み取りの部分は人がやることになっていて、打ち込む手間はほとんど減りません。
文章から自動で予定を抜き出すタイプのサービスもありますが、利用にサインインが必要だったり、無料で使えるのは最初の数件までで、その先は有料のプランに移る作りになっていることがあります。たまにしか使わない人にとっては、登録のほうが面倒ということも起こります。
この道具は、文章を貼って押すところまでを無料・登録なしにしています。そのぶん1日に使える回数には上限があります。
3機械に読ませたときに、いちばんずれるのは「年」と「相対的な言いかた」
日本語の日程の書きかたには、省略が多く含まれます。
| 文章の書きかた | この道具の扱い |
|---|
| 9/24(水)(年の記載なし) | 今日以降でいちばん近い年として扱い、そのことを「注意」に書く |
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| 来週の火曜/今度の土曜/明後日 | ブラウザの今日の日付から計算し、どの言葉から計算したかを「注意」に残す |
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| 7時から(午前か午後か不明) | 時刻を空にして終日の予定にし、理由を「注意」に書く |
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| 24日か25日で(候補が複数) | 両方を別の予定として出し「候補のうちの1つ」と書く |
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| 10月中旬に予定しています | 予定にせず、下の欄に並べる |
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勝手に0時や9時を入れて、決まっているように見せることはしません。転送されてきた古いメールを貼ると相対的な日付の基準がずれるので、書かれた日を確かめてください。
4カレンダーに入れる前に見る4か所
- 年と曜日が合っているか。文章に「9/24(水)」と曜日まで書かれているなら、取り出された日付の曜日と一致するかを見る。ずれていれば年か日付のどちらかが違う
- 午前と午後。とくに時刻が1桁で書かれていたときは必ず確かめる
- 候補が複数ある予定。決まっていないものが2件入ったままにならないよう、入れる予定のチェックを外す
- 入れられなかったもの。日付が決まっていないものは下の欄に並ぶ。読み落としではなく、日付が本文に無いという意味
すべての予定には、元になった文章の一部を「根拠」として添えています。見比べる作業を、元のLINEやメールを探し直さずにできるようにするためです。
よくある質問
- LINEやメールの文章からカレンダーに登録するのは無料でできますか?
- この道具は無料で、登録もありません。文章を貼るか、スクリーンショット(PNG・JPEG・WebP、5MBまで)を選ぶと、予定を取り出して.icsファイルにします。1日に使える回数には上限があります。
- できた.icsファイルは、iPhoneやAndroidで開けますか?
- .icsはiCalendar(RFC 5545)という共通の形式で、Googleカレンダー・Appleのカレンダー・Outlookなど主要なカレンダーが読み込みに対応しています。スマートフォンでうまく開けないときは、パソコンのGoogleカレンダーの読み込み機能から取り込んで、スマートフォンに同期させる方法があります。
- 「来週の火曜」と書かれていた場合、どう扱われますか?
- 使っているブラウザの今日の日付を基準にして日付を計算し、「『来週の火曜』から計算」という注意を予定に添えます。転送されてきた古いメールを貼ると基準がずれるため、書かれた日を確かめてから使ってください。
- 年が書かれていない日付はどうなりますか?
- 今日以降でいちばん近い年として扱い、「年は書かれていないので今年として扱った」と注意に書きます。過去の日付にはしません。カレンダーに入れる前に、日付の横の曜日が元の文章と一致するかを見てください。
- 貼った文章やスクリーンショットは保存されますか?
- 読み取りのために外部のAIへ送られますが、このサーバーには保存しません。取り出した予定は、使っているブラウザの中にだけ残ります。共用のパソコンでは、使い終わったら「取り出した予定を消す」を押してください。住所や電話番号など残したくないものが写っている場合は、その部分を隠してから使ってください。
↑ この道具を使う
このページは、文章から予定を取り出してカレンダーに入れるときの一般的な考えかたを説明するものです。.icsはiCalendar(RFC 5545)で定められた形式で、読み込みの手順はカレンダーごとに異なります。Googleカレンダーについては公式ヘルプ「カレンダーに予定を読み込む」を確かめてください。予定の内容が正しいかどうかは、この道具では判定しません。時刻は日本時間として扱います。